塩沢織物の沿革(歴史)

 塩沢の織物の歴史は古く、凡そ今から1200年前(天平年間)越後で作られた麻の織物が奈良の正倉院に立派に保管されています。
 私どもの塩沢地方にはこの古い織物の伝統技術が国の重要無形文化財として今日なお昔のままの
作業工程を踏襲し存続されております。
 機織は、丈余の雪の中で半年間婦女子に与えられた天職として全生命を之に掛け織布に専念して参りました。
 その伝統技術は今に受け継がれ本塩沢・塩沢袖・夏塩沢・越後上布等数々の逸品が生み出され
ております。
 その一反一反に手作りの真心と愛情のすべてをこめて塩沢の織物は作り出されてゆきます。